そろそろ時事問題の対策しなきゃいけないのに子供はニュースを見ない…。
6年生になると皆困ることです。
取り組み方によっては時事問題対策のためだけでなく、思考力・国語力を身につけることができます。
小さい頃からニュースを見る癖をつけておきたいですね。
我が家で取り組んでいた一石三鳥の工夫を書いていきます。
時事問題対策
秋になると各塾からその年の時事問題対策本が発売されます。
皆さん買って読んで覚える、塾では先生がポイントを解説してくれたりします。
はっきり言ってそれでも受験自体は乗り越えられますが、
ただの暗記になってはもったいないジャンルです。
子供がニュース番組から学べる事3つ
ただ見てるだけでも時事ワードを身につけることができる
ニュースを見ても、子供には真の問題理解は難しいですが、
関連ワード、例えばアメリカは大統領制、バイデン、処理水、ホタテ、中国、東日本大震災などを身につけることができます。
とりあえずこれだけでも頭に入っていれば、
6年生で時事問題に取り組む時の助けになります。
思考力
時事問題とは即ち現代が抱える未解決問題です。
正解がない問題をどうしたら解決していけるのかを考えることで思考力を身につける練習になります。
国語力(肝はココ!)
子供が自分の頭で考えた解決法や意見を親に話すことで、
国語力を身につけることに「非常に」役立ちます。
これは本当に良かったと思います。
ニュース番組を見ない子供に楽しく見せる工夫
とは言え、悩ましいのは「子供はニュース番組を見ない」ことです。
ここが【親の力の見せ所】です。
「ニュースを見なさい」とテレビをつけてあげて、
子供に受動的にテレビを見せることが親の役目ではありません。
我が家のやり方は
ニュース番組をつけながら、
親がそれとなくニュースについて意見を話し、
子供がどう思うか聞いてみる。
そして、子供の話を楽しく盛り上げる。
パートナーがいる時は、大人の話し合いを子供の前でする。
「ニュースが始まるわよ。一緒に見よう。」と構えてやらない方がいいです。
あくまでも、自然に、日常生活としてやる方が子供が受け入れやすいです。
もちろん毎日でなくていいです。
塾がない日で、時間はいつでもいいし、ニュースじゃなくてもワイドショーで時事ネタを扱っているようなものでもいいです。
なんなら時事ネタじゃなくて、事故や事件、政治のネタでもいいと思います。(時事対策の記事だけど…汗)
うちは夕方の民放の情報番組や19時のNHKニュースを、おやつや夕飯を食べながら見る習慣をつけたので、その時間に子供と話をしていました。
幼稚園や低学年では、簡単なニュースの理解と、人に説明することを主にやり、簡単な意見を聞きました。
そのために、私がわざとテレビの前から離れて台所などに行って、ニュースが終わるころに戻って
「え、いま何て言ってた?」
と、説明(要約)してもらって、
「そうなんだ、ありがとう」
と感謝する。これ大事です。
感謝すると、子供は嬉しくなり、これを繰り返すとニュースを見ることが嫌じゃなくなります。
そして、親の意見を簡単に言って、子供はどう思うか聞きます。
低学年のうちは簡単な感想でいいです。
高学年になったら、作文で書ける程度の感想を言えるようになってきます。
子供の意見を聞いて、どうしてそう思うのか、どうしたらいいのかなど、親が意見を言ったり、ほめたりしながら話を進めます。
パートナーがいるときには、大人同士の話し合いを子供の前でするといいです。
高学年では、大人の話し合いに入って意見を言えるようになってきて、家族の会話が盛り上がります。
子供の話は、主語や目的語が省かれて何を言っているのかわからないことが多いです。
「誰が?」「何を?」と不足している箇所を質問すると、子供が自分のしゃべる文章で欠けてる部分を意識でき、しゃべる時にきちんと考えるようになります。
拙い意見でも、きちんと論理的にしゃべれると面接の時にも安心ですし、家族で話し合うことでお互いの理解が深まるし、いいことしかありません。
まとめ:楽しくやるのは【親の力の見せ所】
・ニュースや情報番組を何気なさを装って家族で見る。
・子供に内容を説明(要約)させて、盛り上げたり褒めたりしながら、親子で意見を言い合う。
・パートナーと大人の話し合いをするところを見せる。
それによって、時事問題のこと、思考力、国語力が養われ、家族同士の理解も深まります。
我が家では政治、エネルギー、国際問題が結構盛り上がります。
ちょっと手間はかかりますが、是非やってみてください。
国語が苦手なお子さんには特にオススメです。
道徳心も養えます